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平成29年度第6回人権教育学級

日時:
11月9日(木) 9時50分~11時50分
場所:
別府市役所 5階大会議室
演題:
職場の人権問題 〜怒りの連鎖を断ち切ろう〜
講師:
社会保険労務士
篠原丈司さん

講演概要

Ⅰ はじめに

自己紹介など

講師の篠原さん講師の篠原さん

Ⅱ ハラスメントについて

1 ハラスメントに関係する事件

  • H新聞社事件(セクハラ)
  • U医院事件(マタハラ)
  • S運送事件(パワハラ)

※ハラスメントが起きると

  • 職場の士気が下がる。
  • 優秀な人材の確保が困難になる。
  • 会社名が公表され、企業イメージが悪化する。 など
講演を聞く学級生講演を聞く学級生

2 セクシャルハラスメント(セクハラ)の実例

3 マタニティハラスメント(マタハラ)の実例

※上司から部下だけではなく、同僚どうしでも起こる。

4 パワーハラスメント(パワハラ)の実例

※指導・教育の範疇かどうかが裁判でも問題となる。

Ⅲ 怒りについて

1 コントロールの領域

  1. 自分ではコントロール出来ないと思って、実際にコントロール出来ない領域
    ・天気 ・自然災害 など
  2. 自分ではコントロール出来ると思っていて、実際にはコントロールしていない領域
    ・時間管理 ・感情 など
  3. 自分ではコントロール出来ると思っていて、実際にはコントロール出来ない領域
    ・他人を変えること(親と子・上司と部下の関係など)

※「自分以外の他人は力では変えられないんだ」という前提を持つことが大切、すると指導の方法が変わる。→ 虐待やパワハラが起こらない。

講演中・パワーポイントを使って講演中・パワーポイントを使って

2 問題となる4つの怒り(注意が必要な感情)

  1. 強度が強い(怒り出すと爆発性がある)
  2. 持続性がある(2,3年前に言われたことをいまだに思い出し言う)
  3. 頻度が高い(よく怒る)
  4. 攻撃性がある(自分に向かうこともあるが、相手に感情をぶつける)

※この4つは「注意が必要な怒りの感情」である。

3 怒りは二次感情

  1. 心(コップ)の中が第1次感情(苦しい、不安、悲しい、・・・など)でいっぱいになると、ちょっとしたこと(少しの水を注ぐだけ)で怒って(溢れて)しまう。
  2. 怒りの中にある本当の気持ちを見つけることが大事。

4 怒りの感情のピーク

6秒ルール・・・
怒りの感情が生まれたら、すぐに反応しないことが大事、怒りのピークで行動しないことが大事、怒りのピークは6秒待てば過ぎる。少し時間をあけ、心を落ち着かせてから、対応しよう。

5 私たちを怒らせるもの

「べき」は自分の願望、希望、欲求を象徴する言葉

6 「○○である『べき』」の境界線(1と2と3の境界)

  1. 自分と同じ・・・・まったく怒る必要がない
  2. 少し違うが許容可能(これが日によって違うと信用されない)・・・・我慢できる・怒らない
  3. 自分と違う・許容できない・・・・我慢できない・怒る

※2の範囲を広げ、落ち着かせ(固定し)、相手に見せること、そして、「ここから外れれば怒るよ」を知らせておくことが大事。

7 思い込みの分かれ道

「変えられる(コントロール可能)もの」と「変えられない(コントロール不可能)もの」、「重要なもの」と「重要でないもの」をはっきりさせれば、その後にとる行動(アクション) が変わる。

Ⅳ パワハラをしないために

1 パワハラを予防する考え方

「事実(遅刻をする)」と「要求(遅刻はしないで)」の間に「怒りの感情」をはさまない。「感情」をはさむと尾ひれがついてしまう。

※今、自分が何を要求(相手にしてほしいこと)しているのか、それが届けばよい。余計な感情をはさむ(例えば、手をあげたりする)ことによって、要求が薄まってしまいきちんと相手に届かなくなる。

2 パワハラにならない指導のポイント

  1. 具体的な行動に焦点(・事を責める ・完成形を見せる ・目安を伝える)
  2. 人格の否定、性格の非難はダメ(・余計なことは言わない ・遠慮はしない)
  3. 「怒り」の感情のコントロール

3 被害者に対してこれだけはNG!ワード

※このような言葉は、相談を受けたときには使用してはいけない不適切な言葉。この言葉を発することで、相談者が心を閉ざしてしまい、その後の相談が出来なくなってしまう。

4 怒りの性質

  1. エネルギーになる
  2. 身近な対象ほど強くなる
  3. 高い所から低い所へ
  4. 伝染しやすい

Ⅴ まとめ

班の話し合いから

  • 怒りは二次感情と理解しました。自分の価値感で子どもに怒っていた。自分の感情だけを言うのではなく、相手の気持ちも聞くことが大事だと思いました。
  • 「べき」の境界線が「ぶれる」ことが多い。「ぶれない」ことが大切ということを知った。何で怒っているのか、原因を知ることが大切と思った。怒りの感情をその場しのぎでふたをしようとするのは良くないと知った。
  • 仕事の都合で家庭で子どもと接する時間が短い。仕事から帰って、出来ていないことがあったりすると子どもを怒ってしまう。接し方を考えなければならない。
班の話し合い班の話し合い
  • 職場でパワハラを受けたことがある。企業にもこのような講演をしていただけると良い。
  • 子どもに対して期待する部分があるから、期待にあわないと怒ってしまう。子どもを認めてあげると、そこを抑えることもできるのでは。
  • 職場で上司や同僚に怒りを向けてしまうことがあった。そんな時、6秒おくということをしたら、今日の研修に当てはまるようなこともあった。これからも怒りのコントロールをしなければと思った。
  • 職場で中堅の立場になったが、どこまで我慢すればいいのかと悩むこともある。
講師も班の話し合いに講師も班の話し合いに
  • 昔は、今でいうセクハラめいたことがよくあった。今ではそれがセクハラになる。セクハラの境界線が難しい。パワハラでも、相手がイヤと思えばそれに当たるので、発言に躊躇する。コミュニケーションが難しくなった。
  • 怒りの6秒を我慢し、時間をずらすと許容の範囲が広がる。家族も一人ひとりがストレスをもって帰るから荒れるときもある。一言余計なことを言ってしまう。怒りの連鎖を断つ努力をしなければ。
  • 職場で普通にNGワードを言っていた。気をつけなければ。
班からの発表班からの発表

お問い合わせ

人権同和教育啓発課 

〒874-8511 別府市上野口町1番15号 (市庁舎4F)

電話:0977-21-1291

Eメール:hur-le@city.beppu.lg.jp

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