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平成29年度第2回人権教育学級

日時:
7月13日(木)9:50~11:50
場所:
別府市役所 5階大会議室
演題:
外国人と人権
~どうしていますか?外国につながるクラスメイトとパパ・ママたち
講師:
大分人権教育ワークショップ研究会
足立 恵理 さん

講演概要

1 はじめに

「多文化・福祉プロジェクト」での取り組み

2008年ころ
中国帰国者家族の子どもたちとの出会い、学習支援
2011年
「もっと知りたい!日本での子育てAtoZ」
※学習が停滞している子を日本語教室につなぐなど
2012年
高校生と中高生との小規模交流会
2013年~
進路ガイダンス(毎年9月)と多文化中高生交流会(隔月)をセットで定例化
2016年
多文化中高生交流会を毎月開催

2日本に住む外国人は

足立恵理さん足立恵理さん
  • 全国には約228万人(大分県には約1.1万人)[2016年]
  • 中国からの帰国者・国際結婚・留学生・日系人労働者
  • 就労・外国人研修・実習生 など
  • 年々増加の傾向にある。

3 異文化で生活するということ(大人も子どもも)

想像してみましょう。外国から来た親子が困ることはどのようなことでしょう?

4 移住者の抱える異文化ストレス

  1. 移住に伴う社会的・経済的地位の低下
  2. 移住した国の言葉が話せないこと
  3. 受け入れ国の友好的な態度の欠如 など
講演中講演中

「マイノリティのための精神医学」『トラウマの医療人類学』宮地尚子 みすず書房

5 大分県に住む外国につながる保護者の困りや悩み

(もっと知りたい!日本で子育てAtoZ)より

外国につながるママたちからの相談例

  • 地域の子育て情報・交流情報を知りたい!
  • 言葉に関して
    ・ママの日本語指導
    ・子どもの日本語指導
  • ママの異文化ストレス・育児ストレス
  • 子どもの異文化ストレス
  • 在留資格と進学について
  • DVの対応について
  • 言葉や文化の違いによる周囲とのトラブル など

学校の先生や支援者からの相談

  • 学校における編入児童・生徒のサポート、日本語指導の方法について
講演に聞き入る参加者講演に聞き入る参加者

6 なぜ、日本語指導を急ぐのか?

日常会話は日常生活の中である程度習得は可能であるが、学習言語能力は体系的な日本語指導を受けなければ習得は困難であると言われている。

授業の内容を理解することが厳しい状況になる。(子どもの現実)
(日常会話の習得は2年程度、学習言語の習得は体系的に学習することが大事で、それでも5~7年はかかると言われる。)

※別府市では、今年度より日本語指導のための「外国人子女等教育相談員派遣事業」を実施し、別府市立学校(園)に教育相談員を派遣しています。
(詳細は別府市教育委員会 学校教育課にお問い合わせください。)

7 日本語は子どもの自立の手段!

日本語ができれば

「わからないと言える」「質問ができる」「考えていることや思い」を表現できる。

自力で異文化ストレスの解消に向かえる

生涯にわたる自立に向かえる!!

自分の生活や将来を自己決定していくための情報収集や相談ができるようになる

8 地域の大人にできること

  • 地域の情報提供
  • 日本社会とのつながりつくり・交流
  • 丁寧なコミュニケーションによる文化的なすれ違いや誤解、不安の解消
  • 必要な場合には、専門機関や公助につなぐ
  • 「やさしい日本語」を学んで生かそう!
ワークショップ中ワークショップ中

ワークショップ「やさしい日本語を使ってみよう」

(参考:「やさしい日本語の手引き」愛知県)

何気ない会話の中にも、外国から来たパパ・ママにとっては難しい表現がたくさんあります。緊急時、地域の生活、学校などでよく使われる表現を外国人にもわかりやすい「やさしい日本語」で言い換える練習をしました。

ワークショップ中ワークショップ中

班の話し合い

お問い合わせ

共生社会実現・部落差別解消推進課 

〒874-8511 別府市上野口町1番15号 (市庁舎4F)

電話:0977-21-1291

Eメール:hur-le@city.beppu.lg.jp

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