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市長メッセージ「創」令和6年3月号第93回 あの空みたい

2024年2月26日追加

能登半島地震が起きて3か月が経とうとしています。いまだ避難所生活を余儀なくされている方々がたくさんいらっしゃいます。南海トラフ大地震を抱える別府にとって能登半島での出来事は他人事ではありません。

先日、内竈の防災備蓄倉庫が完成しました。大規模な備蓄倉庫の整備を令和3年から行い、内竈で3つ目。これで市内バランス良く備蓄倉庫が完成しました。

別府市でしかし、備蓄倉庫にある品だけでは到底足りません。これを機に防災の機運が高まりそれぞれの家庭で考えられる備蓄や備えをお願いします。は1月4日から義援金箱を市内12か所に設置し、支援物資を満載したトラックが石川県に向けて6日に出発し8日に到着しました。さらに被災地へのふるさと納税の代理受納もしております。ぜひ皆様のご支援をよろしくお願いします。

さて、別府市も平成28年に熊本地震を経験しました。それを教訓に、別府らしいあるモノを作りました。それが今現在、被災した能登町、珠洲市で入浴支援をしている『幻想の湯』です。その名の通り、あり得ない場所に突然『幻想』の『湯』が現れる訳です。生活が少し安定してくると衛生面、特に入浴の課題が出てきます。このタイミングでの入浴支援が求められると判断しました。実際に多くの皆様に喜ばれています。

その中でも、ある高齢男性の言葉が耳に残ります。若い頃に別府に来た事があるその方は、久しぶりの別府温泉に感激され、リポーターに今の感想を尋ねられました。すると「あの空みたい。青空になっているね。いっときは曇っていたけど、またパアーッと晴れた感じやね。」と。涙が出ました。この言葉を聞けただけで現地で頑張っているスタッフも元気に頑張れると思います。そして我々市民にも誇りや勇気をいただく事ができたと思っています。

まだまだ復旧・復興は道半ば。これからも私達にできる支援を考えてまいります。(2月9日執筆)

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