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別府に移住された方の体験談

2023年4月3日更新

体験談の情報は、掲載日時点の情報です。

熊本地震を経験し、人生を後悔しないため、移住を決断しました。別府歴ゼロ 花田 潤也さん(38歳)
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熊本地震を経験し、人生を後悔しないため、移住を決断しました。

花田 潤也さん(38歳)

熊本県御船町出身の花田さんは、10数年前に初めて観光で別府を訪れ、温泉巡りやまち歩きをする中で、別府の魅力にひかれ、頻繁に別府に訪れるようになりました。熊本地震を経験したことをきっかけに、本当に自分がやりたい事は何かを考えて、別府への移住を決めました。現在は、築77年の古民家をゲストハウスとしてオープンするため、知り合った別府のまちの方々にも協力してもらいながら準備を進めていらっしゃいます。

—別府に移住を決めたきっかけや決め手などを教えてください。

初めはそんなに温泉に興味はなかったのですが、温泉好きな妻と温泉めぐりや路地裏ウォークに参加するうちに、3ヶ月に1度は別府に訪れるようになりました。

そのうち子供が出来て、子供と共同温泉に行くようになったのですが、共同温泉で体験した様々な経験から「ここで子供を育てたい!」と思いました。ある時は(別府では温泉を水でぬるくすることは好まれないことが多いのですが)先に入っていた地元の人が、じゃんじゃん水を出して、「水だしてあげるから、こっちおいで。」と優しく招いてくれたり、違う時には、悪さをしている他人の子供を自分の子供のように叱ったりしていて、共同温泉というのは教育の場にもなっていると思ったんですね。今時、こんなことが出来るまちがあるんだなと思って、こんなところで子供を育てられたら、自然と人にやさしく、思いやりを持って接することが出来る人になるんじゃないかなと思いました。

訪れるうちに多くの方と知り合いになって、いつかは別府に住みたいと思うようになっていったのですが、そんな時に熊本地震を経験したことで、本当に自分がやりたいことをやっておかないと後で自分の人生を後悔する事になるのかもしれないと思いました。自分が大好きな別府のまちの歴史・文化を次世代に継承する活動をしたいと思い、移住を決断しました。

—別府に移住する準備なかで感じたことや出来事を教えてください。

当初はやることは何も決めず、別府に行くことだけを先に決断しました。前職は実家のガス会社で働いていたので、ゲストハウスは全くの未経験ですが、自分の大好きな「別府のまちの魅力に触れてもらいたい。魅力を広めたい」ということと、自分の性格を考えると天職なんじゃないかと思い、ゲストハウスをすることにしました。

昨年の5月頃から移住に向けての準備を始め、半年くらいかかって今の物件と巡り合いました。

宿泊された方には、バラエティ豊かな泉質の温泉や地元の方との交流をしていただきたいので、あえて宿はシャワーしか設置せず、食事提供もしない(自炊のみ可能)なスタイルでやりたいと考えています。

また、APU(立命館アジア太平洋大学)の学生や今まで知り合った別府の方たちにもご協力いただいて、ガイド本には載らないけれどお薦めできる宿から1000歩以内のオリジナルのガイドマップを制作する予定です。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

別府に宿泊しても、有名観光スポットと宿での温泉、食事だけで、別府の思い出が終わってしまうのは、勿体ないと思うので、私が魅了された、このまちの魅力である、路地裏や温泉文化など、ここでしかできない体験を持って帰ってもらいたいと思っています。自分自身もまだまだ知らないスポットがあると思うので、もっと別府のことを知って、お客様に伝えていきたいですね。

(もっと詳しく花田さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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日本一周をして自分で決めた場所なのでとても満足しています。別府歴12年 河合 亜留土さん(42歳)
 
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日本一周をして自分で決めた場所なのでとても満足しています。

河合 亜留土さん(42歳)

東京都出身の河合さんは、東京都と埼玉県で高校までを過ごされた後に救急救命士の専門学校に通うため、2年間を北海道で生活され、卒業後、埼玉県内の消防本部に就職されました。いつかは海が近いところに住みたいと考えていたため、9年間勤めた前職を退職した後、4ヶ月かけて日本一周をした中で、候補地を絞り、景観や環境面等から別府市に移住されました。移住後に就職先を探していた際、偶然、別府市消防本部の職員募集があることを知り、平成18年4月に別府市消防本部に入職されました。

—別府に移住されたきっかけや決め手などを教えてください。

生まれた場所は東京で、環境的にビルばかりで自然が少なく、いつかは海の見える場所に住みたいという夢がありました。埼玉県で働いている時もリラックスしたい時に海に行っていました。就職して、お金を貯めて、住みたい場所探しのため、4ヶ月かけて日本一周をしました。

その中で、雰囲気や景観などからいくつかの町に候補を絞ったのですが、その中から、行政規模や主要都市へのアクセス、温暖な気候、再就職先もある程度見つかりそうなことなどから別府市への移住を決めました。

—別府での生活で感じたことや出来事を教えてください。

朝起きて、直ぐに海を見る事が出来たり、ふとした時に眺める山の景色や温泉でリフレッシュできる環境にとても満足しています。

移住する前は知らなかったのですが、留学生など、外国の方が多く住んでおり、国際色豊かなまちで、仕事の中でも外国の方を搬送する機会が多くあったり、外国の方がお店をやっていたりと海外の方と触れ合う機会が多くあることは驚いた点です。また、全く知らない土地であったので、色々なことを教えていただきたいと、町内の自治会に加えていただいたのですが、その中で役員として町内の自主防災会の企画などもさせていただき、外から移住した人に対しても受け入れてくれる土壌のある土地なんだと感じました。

別府に住んだ事で、海外の方への対応のために英語力が必要だと感じて英語を勉強したことで、海外の友人が増えました。海外に目が向くようになったタイミングで青年海外協力隊として、エルサルバドルで防災危機管理部門の立ち上げをする募集があり、別府での経験(英語や自主防災会の取組)が活かせると思い、応募して、2年間青年海外協力隊として派遣されました。別府に住むことがなければ、青年海外協力隊に応募することもなかったと思います。

—別府のまちの印象を教えてください。

海や温泉はもちろんですが、一年を通して色々なイベントがあることや、国際交流都市として、いろんな国の方が住んでいるので、他の都市ではあまり出会うことのない国の方とも交流するチャンスがあることです。青年海外協力隊派遣の前に、スペイン語の勉強をした時にも知人を通じて、教えて頂く事ができる方を探す事ができました。

仕事をしている中では、人口に対して病院が多いこともあり、救急車から受入先を探す場合に、埼玉では4〜5回電話をしなければならなかったところが、別府では1回か2回でみつかることが多いので、それは別府が優れていると感じる点です。また関東では産科が足りず、妊娠後直ぐに産科を探さないと、分娩を取り扱ってもらえないと云いますが、別府ではそのようなこともなく、このような医療施設の充実は別府の良い点だと思います。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

別府で救急隊として活動する中で、福祉の手が届きにくい方々の存在に気付き、その理由が知りたくて、今、社会福祉士の勉強をしています。 どういった形となるかはまだわかりませんが、救命士としての経験やその他の活動経験などを通じて、広く社会福祉のために自分ができることをやっていきたいと思っています。

(もっと詳しく河合さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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温泉と温泉仲間が移住の決め手でした。別府歴6ヶ月 南 達也さん(44歳)
 
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温泉と温泉仲間が移住の決め手でした。

別府歴6ヶ月 南 達也さん(44歳)

京都府出身の南さんは、勤務先の転勤で広島や福岡などに住まれた後に、前職の外資系コンピューターメーカーに勤務するため2006年に宮崎に移られました。移住前から別府の温泉に足を運ぶようになり、前職での勤務が10年を過ぎたタイミングで、今の仕事の募集があることを知り、新しい場所で自分を試したいとの思いから、2016年8月に別府へ移住をされました。現在は、市営温泉「湯都ピア浜脇」の館長として勤務する傍ら、別府八湯温泉道名人として別府の温泉資産の啓発活動にも取り組まれておられます。

—別府に移住されたきっかけや決め手などを教えてください。

趣味として、週末などに観光地を巡っているうちに、温泉を巡ることが好きになっていきました。最初は宮崎から少し距離が離れていることや都市化された歓楽地というイメージも有り、別府に来ることは避けていたのですが、南九州の温泉地を回りつくしたので、次は大分県、別府へ行ってみようと思いました。

別府に来てみると、旅館、ホテルだけではなく、地元の方が使われる共同浴場や立ち寄り湯など、コンパクトな範囲に多くのバリエーション、歴史ある温泉が有ることを知り、月に1〜2回、通うようになりました。そのような生活をしている時に、昨年の地震があったことで、地震による温泉の泉質の変化等がないかということが気になったことと、また風評被害について、応援をしたいという気持ちから、ほぼ毎週別府に通うようになりました。

毎週、別府に通う生活をしている時に、今の仕事の募集があることを知り、前職の勤務が10年を過ぎ、新しい場所で自分を試してみたいとぼんやりと考えていたタイミングでもあったので、すぐに応募して、別府へ移住しました。

—別府での生活で感じたことや出来事を教えてください。

仕事帰りには、その日の気分や思いつきで、泉質や雰囲気の違う温泉に入る生活をしています。

移住する前から、温泉を通じて、多くの人と知り合いになっていたので、移住に対しての不安はありませんでした。別府に移住してからは、別府八湯温泉道名人会に参加して、共通の趣味を持つ人達と共同温泉の掃除や維持管理の活動を通じて、自分たちが温泉を楽しむだけではなく、自分たちの後の世代にどうやって残していくかという啓発活動も行っています。

—別府のまちの印象を教えてください。

他の人里離れたような温泉地ではなく、住める温泉地で、いろいろな温泉に対するニーズ(観光や日常的な利用など)に答えることが出来るのが別府の凄いところだと思います。

(別府の人の印象は)最初は、言葉が強いので、怖いというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、入り込むと直ぐに打ち解けて、優しくしてくれるのが別府の人の魅力だと思います。温泉に入っていても、よく声をかけてくれて、人に興味があるというか、人が好きな人が多いのだと思います。

APU(立命館アジア太平洋大学)や別府大学など、国際感覚豊かな方が多くいて、元留学生の方が残って、飲食店等を営業されたりしていますが、今後、そのような方たちの力をもっと使って、サテライトオフィスの誘致など、観光以外の別の産業を盛り上げていくと、また、新たな魅力が生まれるのではないかと思います。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

今の仕事である市営温泉の管理では、市民の方や観光客の方に、いかに気持ちよく使っていただくかということですが、将来的には、利用者の減っている共同温泉の魅力を発信して、若い方にも知って頂く、また、欧米などの海外の方にも興味を持ってもらえるよう、文化としての温泉を発信していきたいと思っています。

(もっと詳しく南さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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家から眺める湖のように穏やかな海と温泉が移住の決め手でした。別府歴7年 吉野 哲さん(72歳)
 
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家から眺める湖のように穏やかな海と温泉が移住の決め手でした。

別府歴7年 吉野 哲さん(72歳)

東京都世田谷区出身の吉野さんは、64歳で別府に移住をされるまでは、ずっと東京や横浜で生活をされていました。20代の頃、世界的著名なアーキテクト「ローレンス・ハルプリン」氏より学んだ『眠れる可能性を引き出す』という手法をベースに、マーケティングプランナーとして、カナダのバンクーバーでの国際交通博覧会では日本政府主催の行事のディレクターを務め、国営企業の民営化の際の広告戦略の発案、国内の様々な業種の企業が合同で同一ブランドを立ち上げる際の企画を提案したり、経済産業省のプロデューサー(産業クラスター計画)など、様々な仕事でご活躍されていました。また、学生時代にはフェンシングに打ち込み、新潟国体に出場し、オリンピック候補になるほど、スポーツでもご活躍されていましたが、首や腰に負荷がかかるスポーツのため、体を癒す目的で、よく温泉地にも足を運ばれていたそうです。

—別府に移住されたきっかけや決め手などを教えてください。

妻の母親が中津市におり、当時大病を患い、その介護のため、月に1度、妻が帰省する生活をしており、大変であったことと、加えて自分の高齢の母も渋谷に一人住まいということもあって、二人の介護を考え、大分県で、海、温泉のある場所ということで別府市に妻と自分の母を連れて移住しました。また、こちらの大学でマーケティングを教えようと思っていたことも移住したきっかけでしたが、母の介護が大変で大学の先生の夢は残念ながら果たせませんでした。

今の家を決めたのは、家から眺める景色でした。ここから眺める海はとても穏やかでまるで湖のようでもあります。海外旅行が趣味でいろいろな国に行っていますが、妻とは「うちの景色に勝る景色はないね。」と良く話しています。いろいろな国のクルーズ船や潜水艦なども見ることができますし、原生林の緑も近くにあり、バードウォッチングもできます。

今の家には温泉はないのですが、代わりにすぐ近くの共同温泉に毎日入っています。東京に住んでいる頃は3〜4か月に一度は腰に痛み止めの注射を打ってもらっていたのですが、別府に来てからは一度も打っていないので、別府の温泉は本当に凄いなと思いますね。

—別府での生活で感じたことや出来事を教えてください。

東京に住んでいた時は、現役で仕事が忙しかったことも有り、自治会活動というものはあまり関心がありませんでした。別府に移住して数か月後、自治会長から町に馴染む意味も込めて、防災士になって欲しいと頼まれ、最初は名前を貸すくらいの気持ちで引き受けました。その後、東日本大震災があったことで、防災士の注目度が高まりました。防災士として、避難訓練の実施や町内の損傷個所の発見、台風前の見廻り、そして防災講話等も行っています。また福祉協力員として、自治会活動にも積極的に参加しております。

地域の人々にこちらから積極的に入って行ったことで、皆さんが受け入れてくれたんだなと思います。最初は、母の介護と自治会活動も一緒にやるのは大変だと思っていたのですが、自治会活動をすることで、皆様が母のことも気にかけてくれるようになり、母を散歩に連れて行くとほとんどの人が声をかけてくれました。子供たちも都会では考えられないくらい良く挨拶をしてくれて、今では、東京っ子というよりも、別府っ子になったかなと思いますね(笑)。

—別府のまちの印象を教えてください。

別府には海、山の自然に、温泉、人情、食材の美味しさ、別府湾からの海風と鶴見岳からの山風のMIXされた空気の美味しさ(空気が甘いと感じる)などの魅力が有りますが、まだまだ眠れる可能性があるのではないかと思います。情熱を持っている若者と経験豊かな高齢者と、外国人留学生などが一緒にワークショップなど出来ればもっと面白いのではと思います。

(もっと詳しく吉野さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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別府でのいろいろな人との交流が楽しくて、ここにずっと住み続けようと思いました。別府歴12年 藤井由美さん(45歳)
 
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別府でのいろいろな人との交流が楽しくて、ここにずっと住み続けようと思いました。

別府歴12年 藤井由美さん(45歳)

広島県安芸郡府中町出身の藤井さんは、広島で建築関係の会社等に勤務されていましたが、別府市内で働いている方との結婚をきっかけに別府に移住されました。その後、離婚することとなりましたが、別府での生活がとても楽しかったため、広島には戻らず、別府に住み続けることを選ばれました。最初は、知り合いも誰もいない別府での生活でしたが、自分から積極的に街に出て、人と関わることで、知り合いを増やし、別府での生活を充実したものにされています。移住後は市役所の臨時職員等として勤務されていましたが、現在は2級建築士の資格も取得して、大分市内の住宅メーカーに勤務されています。

—別府に住み続けようと思った理由を教えてください。

一番は別府での生活が楽しかったからです。海や山も綺麗で、街に出てお酒を飲むことも楽しかったので。広島では、仕事以外で新しく知り合いになることがなかったのですが、別府では、元々、別府に住んでいる人や、別府が好きで来た人、外国の人など、いろいろな人がいて、街に出ることでいろんな人と知り合えるのが楽しいです。色々な人と交流して刺激を受けることで、自分が今まで気が付かなかった自分のことにも気が付け、これからの人生、ここで生活していこうと思うようになりました。

—住んでみて感じた別府の良いところを教えてください。

居酒屋等に行って、人と話をするのが楽しくて、お店の人や隣に座ったお客さんに自分から話かけて、知り合いが増えていくのが嬉しいです。
この間も、よく行く焼き鳥屋さんに1人で行ったのですが、最初はお店のマスターと話していると、知り合いの方が来て、さらに、たまたま出張で佐伯市に来たけど、別府に飲みに来たというお客さんと一緒になり、皆で「ホテルのお風呂より、あそこの温泉に行った方が良いよ。」とか、「とり天食べた方が良いよ。」とかを教えてあげて、その人からは「また大分に来たときは、別府に来ます。」と言ってもらえて。そんな経験が何度もあり、そこからfacebookで繋がって、連絡をとるようになったりと、そのような交流が本当に楽しいですね。

—別府のまちの印象を教えてください。

もともと古い建物や街並みを見るのが好きで、別府に残っている昭和時代の街並みや路地などを見るのがとても楽しいです。今はやっていないスナックのロゴとかを見て、時代を感じたりして。路地がこんなところに繋がっているんだとか、昔に建てられた、今では法律的に建てられない建物とかを見るだけでも価値があると思います。そういったものが面白いと思う人にとっては、これほど面白いまちはないと思います。
モノは溢れていないけど、ヒトが溢れているまち。それがほかのまちには絶対にない、別府の面白さだと思います。自分が積極的に関わろうとしているから余計にそう思うのだと思いますが、人との関わりをはっきりと感じられるまちだと思います。都会的な遊びはないかもしれないけど、そうではないことの方が楽しいまちだと思います。

(もっと詳しく藤井さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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昔から、まちのポリシーとして市民憲章を掲げて、それに基づいて、まちの方々が気持ちを育ていると思います。別府歴4年 村上明日美さん(30歳)
 
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昔から、まちのポリシーとして市民憲章を掲げて、それに基づいて、まちの方々が気持ちを育ていると思います。

別府歴4年 村上明日美さん(30歳)

山口県宇部市出身の村上さんは大学への進学を機に東京に移り、東京農業大学で農業経済について学ばれました。卒業後、東京で食品商社へ就職されましたが、その会社に勤務している時に、別府に保養所をつくる話が有り、そこで提供する野菜を作る人を探すことになりました。人を探す過程で、自分で農業をすることに興味が湧き、自ら手を挙げ、別府市の小倉(おぐら)に移住して農業を始められました。農作業経験ゼロからスタートされましたが、現在は「あすみ農園」として、市内の旅館やレストラン以外にも東京のお店など県外にも作った野菜を販売するなど、女性農業経営者としてご活躍されています。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

東京の食品商社で働いている時に、別府に保養所をつくる話が有り、そこの食材を勤めている会社が任されることになりました。そこでは、地元で採れた朝採れの野菜を提供するというコンセプトが有り、作ってくれる農業者を探すことになったのですが、人を探す過程で新規就農などについて調べるうちに、「自分でも出来るんじゃないか?面白そうだな!」と思って、自分でやりたいと手を挙げ、別府に来て農業をすることになりました。

—住んでみて感じた別府の良いところを教えてください。

畑のある場所がとても景観が良い場所で、前には別府湾、後ろには鶴見岳があり、農作業をしていて、一息ついて顔を上げ、海が見えると心がとても癒されます。農作業をしながら、山も海も見える場所というのは、そうそうないと思います。
農作業の経験がなかったので、近所のおじいちゃん、おばあちゃんに農機具の使い方を教えてもらったり、農作業をしている時に近所のおばちゃんから休憩にお茶に誘ってもらったりと温かく迎えていただきました。
冬場に農作業をしていた時に、暑くなって、コートを脱いで作業をしていたら、作業していた姿が寒そうに見えたのか、畑の隣の老人ホームの方から「あの子は着るものがないんじゃないか。」と心配されて、コートを頂いたこともありました。(笑)

—別府のまちの印象を教えてください。

別府に来て、市民憲章を初めて見たときに感動したのですが、どのまちにも市民憲章というものがあるわけではなく、まちのポリシーとして昔から、「美しい町をつくりましょう」、「温泉を大切にしましょう」、「お客さまをあたたかく迎えましょう」というのを掲げているというのが凄いことだなと思いました。その市民憲章に基づいてまちの方々が気持ちを育ててきたということと、温泉で傷ついた人を癒すというのを使命にしているということがあるのかなと思いました。
別府では近所の人と挨拶を交わすだけではなく、日常的に温泉を利用する中で、『お湯ニケーション』、お風呂で近所の方と裸の付き合いがあることが、他のまちではまずないことだと思います。

人も良いし、景色も綺麗、海の幸、山の幸があってご飯もおいしいし、観光地なのでいろんな人との交流がある、住んでいる人、旅人との交流、他にはない唯一無二のまちだと思います。移住者同士で「別府良いね!」と体験が共有できることも良いし、文化や新しいことにチャレンジすることを受け入れる気風もあると思います。新しいことにチャレンジしたい人もどんどん来ているのではないかと思います。

(もっと詳しく村上さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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まちづくりや地域に関わる人が「別府が好き!」と自信を持って活動をしているところがとても素晴らしいです。別府歴12年 鎌地利子さん(34歳)
 
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まちづくりや地域に関わる人が「別府が好き!」と自信を持って活動をしているところがとても素晴らしいです。

別府歴12年 鎌地利子さん(34歳)

熊本県芦北町出身の鎌地さんは、中学生の時に股関節の病気になったことをきっかけに福祉の仕事に興味を持ち、熊本市内の大学で社会福祉(障がい者福祉)について学ばれました。卒業後、別府市内に在る「NPO法人 自立支援センターおおいた」に就職するため、別府へ移住されました。移住後はSNS等をきっかけに増えた友人と温泉や美味しいお店を巡るほか、別府のまちづくり活動にも積極的に参加され、設立当初の車椅子温泉道にもサポートメンバーとして携わられました。現在は、別府市内の事業所(障がい者生活相談支援センターマイウェイ)で障がいのある方への相談支援専門員として、ご活躍されています。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

当初は地元での就職を考えており、地元の施設に介護職としての内定をもらっていたのですが、自身の病気を理由に内定を取り消されました。他の就職先も考えたのですが、どれもピンと来るところがありませんでした。そのため、大学4年の時にバリアフリーやユニバーサルデザインについてのお話しを聞いて、気になっていた「自立支援センターおおいた」への就職を考えました。県外就職となるため、親を説得し、また、「自立支援センターおおいた」の方へ採用試験を受けさせて欲しいと頼み込んで、何とか採用通知をいただいて、別府へ来る事となりました。

—別府のまちの印象を教えてください。

最初は、直ぐになじむことができず、ホームシックになりました。方言の違いなどもあり、「怒ってる?」と言われたり。私からすると、大分弁の方が怒っているように聞こえたのですが(笑)。SNS等をきっかけに知り合いが増えていってからは、温泉のために県外から別府へ通っている人がいることを知り、別府が好きな人がこんなにいるんだと思いました。私も温泉道を始め、まちづくり活動に関わる中で別府をおもしろくしたい、盛り上げたいと行動されている方々と接するうちに別府がおもしろいと思えるようになりました。

—別府のひとの印象を教えてください。

熊本にも車椅子の友人はいたのですが、別府の人はとても元気だなぁと思います。障がいということを気にしていなくて、自分らしく生きていて。当事者が率先して声を上げ、自分達のことを自分達で考えていると思います。
障がいのある方こそ、温泉に入る事で身体的にも精神的にも癒されて欲しいとの想いから、車椅子の方が温泉に入るサポートをする車椅子温泉道という活動を始めました。サポートした方から、「よく眠れた。」「肩こりが違う。」と聞いたときはものすごく嬉しかったですし、車椅子温泉道に関わる健常者の人達が「障がいを持っている人達への見方が変わった」という声を聞いた時はサポートメンバーとして関われて良かったと思いました。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

昨年から今の仕事に関わらせていただくようになりましたが、見えない障害(内部障がい、精神障がい、発達障がい等)の方々への理解がより進んでいけるよう、お手伝いができればと思っています。

(もっと詳しく鎌地さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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温泉がとても身近で、海、山の自然に、美味しい食や温泉の魅力が凝縮されたまちだと思います。別府歴11ヶ月 加茂公成さん(58歳)
 
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温泉がとても身近で、海、山の自然に、美味しい食や温泉の魅力が凝縮されたまちだと思います。

別府歴11ヶ月 加茂公成さん(58歳)

福岡県出身の加茂さんは、東京の大学を卒業後、金融関係の会社に就職され、以降35年間、東京以西の西日本各地を2~3年間隔で転勤されていました。 定年後は好きな事を好きな時間にできる場所に住みたいと考えていた時に、偶然、東京で行われていたイベントで別府市のAPU(立命館アジア太平洋大学)に進学した子供の友人でも有る別府市の職員と出会ったことをきっかけに、別府市への移住を考えるようになりました。東京の有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」での移住相談や別府への2泊3日の下見旅行を経て、早期退職をして、別府市へ移住されました。別府市に移住されてからは、大好きな温泉巡りをして、別府八湯温泉道名人となり、名人会の活動として観光案内をしたり、船舶免許を取得して趣味の釣りを行う等、別府での生活をアクティブに楽しんでおられます。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

元々、定年後には、東京ではない場所で暮らしたいと、イタリアやバンコク、台湾なども考えていたのですが、海外は、言葉や食事の問題もあるので、難しい面があると考えていたところ、たまたま、妻が東京で大分県の物産展をやっていることを見つけ、会場に行きました。その時に、職員として働かれていた前川さんと出会い、息子の大学時代の友人であることがわかり、おすすめの温泉や食事について、丁寧に教えてもらい、別府市への移住を考えるきっかけとなりました。

—別府のまちの印象を教えてください。

「こんなまちがあったんだな!」と思うような、びっくりするようなまちですね。世界一の源泉数、日本一の湧出量、泉質数。食べ物も美味しくて、旬の素材のものを食べられて、こんなに贅沢なことはないです。海、山の自然に、美味しい食、温泉の魅力が凝縮されていると思います。

子供の頃に訪れた別府はとても賑やかな印象だったのですが、社会人となってから仕事で訪れた別府は、建物の老朽化や企業の倒産等、以前の活気がなくなっているように感じました。その後、しばらく、訪れる機会がなかったのですが、息子が別府市のAPUに入学することとなり、再び別府を訪れると、外国人旅行者が多く、若者も多くなっていて、自分が思っていた、寂れた別府の印象がまったく、変わりました。

息子が大学生の間に何度も会いに別府を訪れましたが、実際は美味しい食べ物と温泉が目的でした(笑)。息子のアパートにも温泉が有り、驚きましたが、日本一の源泉数ということも、その時に初めて知り、息子をきっかけに別府を再認識しました。

—住んでみて感じた(変化した)別府の良いところを教えてください。

移住する前は気付いていなかったのですが、自宅の直ぐ近く(歩いて50歩くらいの場所)に共同温泉が有り、そこは月2,300円で入り放題なので、移住したその日に加入して以来、一度も自宅のお風呂には入っていません(笑)。共同温泉を利用することで、近所の方とも自然に知り合うことが出来ました。
温泉が身近にあるので、魚釣りや、ジョギングの後などに直ぐに入れますし、毎朝、共同温泉に入るのですが、本当にすごいな(パラダイスだなと)といつも思います。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

温泉道名人にもなったので、時間の許す限り、全国の知り合いにも別府の魅力を伝えて行きたいと思っています。美味しい食事(新鮮な魚や地獄蒸しプリン等)や水の美味しさ、魚釣りスポットや温泉等、どこに行くと良いかを伝えたいと思います。

(もっと詳しく加茂さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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海、山の見えるロケーションの温泉地で エステを開業する夢が別府で叶いました。別府歴8年 太田真由美さん(40歳)
 
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海、山の見えるロケーションの温泉地で エステを開業する夢が別府で叶いました。

別府歴8年 太田真由美さん(40歳)

長崎県の島原半島出身の太田さんは、高校卒業後、短大に進学するために福岡へ。そのまま福岡で就職し、就職先の転勤で一度、大分市へ住みましたが、勤めている途中から、起業を考えるようになり、別府市でエステを主軸としたサロン(Total Beauty Salon Fairy)をオープンされました。別府に住むようになってから、ママ達の情報交流の場を作ったり、別府の魅力である温泉を活かした「リラクゼーションバル in べっぷ」という、温泉・エステ・カフェ/レストランを楽しめるイベント開催に携わるなど、別府の魅力を発信する活動を行われています。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

福岡でエステサロンに勤めていた時に、だんだんと自分の理想というものが出てきて、30歳の時に独立のために勤めていた会社を辞めました。海、山の見える温泉地で開業したいと、長崎の地元の近くでの開業を考えていたのですが、市場規模などを考えると難しかったため、夫が大分県出身という縁も有り、同じようなロケーションの別府で開業することにしました。

—別府のまちの印象を教えてください。

適度に田舎で、適度に街だと思います。人が多すぎて、ごちゃごちゃしていることもないし、少なすぎて、寂しいこともないです。私は人と関わることが好きなので、おせっかいを焼いてくれるような人情味がある別府の人との触れ合いや外国の方も凄く多いので、いろいろな国の人と知り合えるのがとても良いです。個性的な人も多くて、そういう人が住んでいても変じゃなくて、溶け込んでいける、いろんな考えの人を受け入れてくれるまちだと思います。

—別府に移住を希望される方へ向けてのアドバイスがあれば教えてください。

まちの人を知ることですね。どんなものが売られているかなど、別府駅の市場などに行って見るのも良いと思います。子育てに関してですが、外国の方が多いので、外国人に対する抵抗感がなくなる(国際感覚を育てられる)のではないかと思います。

—別府に住んでいて不満なことはありますか。

今までは、「別府を良くしたい!」と思う人がそれぞれ、点と点で、繋がっていなかった気がします。ただ、昨年の地震の後から、いろいろな人が別府のために一つになって、繋がることが出来てきたように感じます。そういう人達が活躍できれば、別府のまち自体がおもしろいテーマパークのようになるのではと思います。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

お客様の中には、精神的なストレスを抱えている人が多いと感じています。いくら良い化粧品等を使っても、内面から変わらなければ良くなりません。海、山の最高のロケーションに温泉や美味しい食も有る別府で、五感全てを癒すサロンとしたいです。

また、「リラクゼーションバル in べっぷ」の活動を通じて、別府の魅力をいろいろな角度から知ってもらい、「別府って面白いよね! 別府って楽しいよね!別府で仕事するって良いよね!」となるような、みんなが笑顔になるようなコミュニティを作りたいと思っています。

(もっと詳しく太田さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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自治会活動が盛んで、季節感のある行事に家族で参加しながら、地域の中で子育てが出来て満足しています。別府歴2年 ベルガー舞子さん(38歳)
 
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自治会活動が盛んで、季節感のある行事に家族で参加しながら、地域の中で子育てが出来て満足しています。

別府歴2年 ベルガー 舞子さん(38歳)

湯布院で生まれ、ずっと大分市に住んでいたベルガーさんは、大学卒業後に就職、海外留学等を経て、立命館アジア太平洋大学(APU)で英語教員として働くようになりました。最初は別府に住むことは考えていなかったベルガーさん。週末に夫のミシャ ベルガーさんと別府市内で食事や温泉を楽しむようになり、別府への移住を考えるようになりました。現在は、高校生の頃からの夢であった温泉付きの家を建て、家族で地域の行事に参加しながら、自然豊かな環境での子育てや生活を楽しんでおられます。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

以前は大分市の中心部等に住んでいて、APUで働くようになってからも、最初は別府に住むことは考えていなかったのですが、週末に別府市内で食事や温泉を楽しむようになって、だんだん別府に住んでみようかなと思うようになりました。高校生の頃から温泉付きの家に住みたいという夢があって、更地で景観が良く、温泉が有る今の場所が見つかったのは大きかったです。

—別府のまちの印象を教えてください。

市内にも自然が多くて、海と山の距離が近いですね。志高湖などもあるので、お弁当を作って、ピクニックにも行ったりします。家の周りも自然が多くて夏には近くの川でホタルが見れたり。イベントも凄く多くて、週末にちょっと出かけようかとなりますね。

—住んでみて感じた(変化した)別府の良いところを教えてください。

住むようになってわかったこととして、人がフレンドリーで外の人を受け入れてくれる文化があるのかなと思います。近所付き合いも良くて、子供を中心に気さくに声をかけてもらえ、地域の中で子育てが出来て満足しています。以前に住んでいた場所では、隣に住んでいる人もあまりわからず、地域の行事などでの交流もなかったのですが、今住んでいる地域では、自治会活動も盛んで、夏祭りやそうめん流し、餅つきなど、季節感の有る行事に家族で参加して、子供に日本文化を触れさせることも出来るので、そのような点もとても良かったです。

—別府に住んでいて不満なことはありますか。

アートイベントなどはあるのですが、恒常的に美術や科学に触れられる機会(常設な場所)があるともっと良いなと思います。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

仕事の教育・研究の面では職場への貢献を通して、別府に還元したいです。同僚や知り合いにも別府の良いところを紹介することで、別府の元気を継続していけたらと思います。別府の美味しいものや豊かな自然環境を享受して、子供達がのびのびと育ってくれれば良いなと思っています。

(もっと詳しくベルガーさんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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もともと移住者が多く、昔からダイバーシティでありグローバルなまちだと思います。別府歴11年 宮井智史さん(36歳)
 
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もともと移住者が多く、昔からダイバーシティでありグローバルなまちだと思います。

別府歴11年 宮井 智史さん(36歳)

福岡県久留米市出身の宮井さんは大学卒業後、友人が立ち上げたITベンチャーへ就職をされました。その後、就職していた時に知り合いとなった方に誘われて、別府へ移住されました。現在はシェアオフィス(Alliance Social Share Office Beppu)の代表を務める傍ら、就業支援、起業支援、移住支援など、さまざまな活動を行いながら、別府で活躍されています。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

ITベンチャーで働いていた時に現在の事務所を構えているビル(アライアンスタワーZ)のオーナーに誘われたのがきっかけですが、温泉があって、山も海もある。「観光のまち」なので楽しそうだなと思って気負わずに半分、観光気分で別府へ移住しました。

—別府のまちの印象を教えてください。

移住前に旅行で2~3回、別府へ訪れたことが有りましたが、福岡に住んでいた頃の別府のイメージは高齢者が多い温泉地という印象でした。

住んでみると、まちの大きさは以前に住んでいた久留米とあまり変わらないように感じます。久留米は内陸なので、山はあるけれど海がなく、海まで2時間はかかったので、海があるのは魅力的だと思います。温泉もあり、とても住みやすいです。自分としては、これ以上田舎でも都会でも住めないなと感じています。

—住んでみて感じた(変化した)別府の良いところを教えてください。

元々はウェブ制作で、インドアの仕事が多かったのですが、起業家の方のサポートをするようになって、いろいろな方と触れ合うにつれて別府での生活が楽しくなってきました。移住前は高齢者が多いまちと思っていましたが、移住者や観光者、外国の方や障がい者の方など、いろいろな方が混在するまちで、昔から異なるものを受け入れることに寛容なダイバーシティでグローバルなまちだと感じるようになりました。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

就業支援や起業支援、大分移住計画のメンバーとして活動している移住支援などで困っている人達の支えになれればと思っています。そのような活動を通じて、もっともっと、別府が楽しい町になることを目指して活動していきたいと思っています。

(もっと詳しく宮井さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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生まれ育った下町にも近い別府で、食の旬を感じながら生活を楽しんでいます。別府歴8年 出塚昭彦さん(76歳)
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生まれ育った下町にも近い別府で、食の旬を感じながら生活を楽しんでいます

別府歴8年 出塚 昭彦さん(76歳)

東京の下町出身の出塚さんは、都内のアパレル関係の企業に20年勤務した後、千葉県で自宅兼事務所を構えアパレル関係の仕事をされていました。企業に勤務していた時から、海外でも仕事をされており、フランスやトルコ、台湾等で生活をされた経験もありましたが、子供の結婚をきっかけに訪れた別府市に移住をされました。自宅でインテリア関係の仕事や欧風食堂(ID É E食堂)を経営しながら、趣味のヨットや地域のまち歩きボランティア活動など、様々な活動を行いながら別府市での生活を楽しんでおられます。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

人生は一度きりだし、違った環境の場所に住んでみたいと思い、どこか良い場所はないかと考えていました。日本国内や海外も考えましたが、健康のこともあるし、あまり田舎過ぎないところが良いと思っていたところ、娘の結婚を機に訪れた、別府が急遽、候補となりました。安全面や医療面の問題、物価の問題などを考えると、別府は総合点が高かった。街並みも、海外のようでもあり、生まれ育った、下町のような昔懐かしい感じも有り、今の自分のありのままで住めると思いました。

—住んでみて感じた別府の良いところを教えてください。

食べ物は美味しいし、空気も美味しい。医療面でも大きな病院があり、海は近いし、山も近い。こちらに来て、食べ物に旬があることを現実として、感じました。美味しかったからと、次の週も買物に行くと、ほかのものに変わっている。東京では、いつでもあって、形もきれいだが、旬を感じることがなかった。(実際は産地が変わっていたりするが、気がついていなかった。)形が悪いものや傷がついたものは東京では置いてないが、こちらでは分けて置いてある。それも魅力の一つと感じます。

家を探している時にちょうど、ヨットハーバーの工事をしており、中を見せてもらったら、凄く設備も良くて、特にバリアフリーの桟橋なども素晴らしい。海も穏やかだし、駅からも近くて、こんなに揃っているところはないですね。

—別府のここが不満と言うところがあれば教えてください。

自家用車がないと生活しづらいと感じています。安くて気軽に乗れるコミュニティバスのようなものがあると有り難いのですが。街の中心部の景観に強い色が氾濫しているので、美しさを感じません。もう少し統一感があると良いと思います。

—別府のひとの印象を教えてください。

関東で生活している人達とは人種が違う感じがするくらい、別府の人は人間くさいと思います。千葉に住んでいた時には、同じマンションに住んでいても違うエレベーターを使っていたら、まったく知らなかったりしたけれど、別府の場合は、自治会なども近く感じます。合う人と合わない人がいるかもしれませんけど。溶け込むのは難しいかなと覚悟して来ましたが、すんなりと受け入れてもらえました。

生まれ育った東京の下町と通じるところもあるのが、当時、銭湯に行っていて、そこで近所の人との付き合いがあったのですが、別府でも温泉の文化があって、顔で分かる温泉友達がいっぱい出来て、昔懐かしいものを感じます。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

ボランティアでまち歩きガイドもしていますが、別府を訪れる外国の方も多くなりました。コミュニケーションツールとしての外国語のスキルアップをしています。また、東京に居る時よりも車に頼っていて、歩く機会が少ないので、健康維持のための運動もしたいです。

(もっと詳しく出塚さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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立命館アジア太平洋大学も有り、外国人旅行者も増加している別府市のこれからに可能性を感じています。別府歴2年 山本太一郎さん(34歳)
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立命館アジア太平洋大学も有り、外国人旅行者も増加している別府市のこれからに可能性を感じています。

別府歴2年 山本 太一郎さん(34歳)

北九州市出身の山本さんは大学卒業後、法人営業の仕事等を経て、西日本を中心にコーヒーの移動販売(イベント出店)を行っていました。2014年に市内にあるチャレンジショップで期間限定の店舗を出したことをきっかけに別府市に移住されました。その後、市内中心市街地で、コーヒーの提供だけでなく、イベント会場としても使用できる複合施設をオープンし、地元の方だけでなく、移住された方や観光客の交わるコミュニティの場となっています。

—別府へ移住するきっかけ等を教えてください。

2012年に別府市で開催されていたアートプロジェクト「混浴温泉世界」に友人が参加しており、そのことがきっかけで別府に来るようになりました。2014年に期間限定の店舗を別府で出店するまでに、移動販売でいろいろな場所へ行きましたが、ピンと来る場所がありませんでした。期間限定の店舗を出している時にお客さんや近所の人と触れ合う中で、このまちに住みたいと感じるようになりました。

—住んでみて感じた別府の良いところを教えてください。

別府は都会と田舎の中間地点でバランスが良く、温泉の多さ(安さ)や食の豊富さなどの魅力に加え、人の優しさがあると思います。お客さんが親身になって、相談に乗ってくれる等、お客さんとお店を越えた人同士の繋がりを感じました。

温泉があふれるように、一人で消化できないものを分け合う精神があると思います。地図を持っている外国人におばちゃんが話しかけていたり、人に対して親切にしたい人が多いと思います。

—別府のここが不満と言うところがあれば教えてください。

買物の場所が少ないことです。(例えばサンダル一つでも、自分の好みのものが見つからない。)ただ、今はインターネットがあるので、そういった部分はカバーできています。

—別府のまちの印象を教えてください。

今、地方のまちは人口減少により、経済が落ち込み、それと同時に「空気感」も落ち込んでいると思います。別府の場合は、10数年前に底が来ていて、今は底から上昇してきているように感じます。立命館アジア太平洋大学も有り、外国人旅行者も増加している別府市のこれからに可能性を感じています。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

さまざまな人が訪れる「珈琲屋」を通じて、地元の人やツーリスト、移住した人など、立場に合わせた情報提供を行い、集いあい、語らい合い、知り合う場所としてこの場所を共有したいと思っています。

(もっと詳しく山本さんの移住体験談を知りたい方は、CTBメディア(ケーブルテレビ)のわくわくとんぼビデオで動画配信されています。※動画配信は番組放映後、1年間です。)

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まちがコンパクトで子育てもしやすいです。観光地なので、移住者を受入れてくれやすい環境だと思います。別府歴5年 利光友紀さん(35歳)
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まちがコンパクトで子育てもしやすいです。観光地なので、移住者を受入れてくれやすい環境だと思います。

別府歴5年 利光友紀さん(35歳)

2010年に神奈川県から夫の出身地である別府市へ移住された利光さん。関東に住んでいたころは、別府=温泉のイメージはあったものの、九州に住むのも初めてで、正直、場所も詳しく知らなかったとのこと。別府に住むのであれば、別府のことを知ることが出来る仕事が良いと思い、アートNPO「BEPPU PROJECT」へ就職し、アートイベントの企画・運営等を通じて、知られていない別府の魅力発信に取り組んでおられます。

—住んでみて感じた別府の良いところを教えてください。

まちがコンパクトで、車で20分あれば、端から端まで行くことができることや、温泉がいたるところにあり、その日の気分で行く事ができるところですね。交通アクセスも良く、福岡市や大分空港までも近いので、実家への帰省も思ったほど、大変ではなかったです。

—子育て環境について

車で全て移動できるのは楽ですね。都会であれば、ベビーカーで電車に乗って移動しないといけないと思いますが、気を使ってしまうこともあると思うので。上の子どもが生まれて直ぐにドラッグストアに行った際に、周りのおじいちゃん、おばあちゃんが声をかけてくれたり、レジの人が「おかあさん、今は大変だけどがんばってね。」と声をかけてくれたりして。子どもを連れて帰省することもありますが、こちらでの方が通りすがりの方などが気軽に声を掛けてくれることが多いように感じます。

—別府のここが不満というところがあれば教えてください。

仕事の選択肢が少ないことでしょうか。条件面も都会に比べると良いところが少ないように感じます。前職はIT関系だったのですが、別府市内では条件に合うところが見つかりませんでした。でも、逆に言うと、不満な点はそのくらいだと思います。

—別府に移住を希望される方へ向けてのアドバイスがあれば教えてください。

就職面での事前リサーチや生活に関する下見(自分の思い描いた生活ができるかどうか)をした方が良いと思います。あとは、積極的に外へ出て行く(地域の行事に参加するなど)ことでしょうか。別府はお祭り等のイベントも多く、昔から観光地として栄えたまちなので私のように外からやってきた人間でも、温かく迎え入れてくれる環境が最初からあると思います。

—今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?

知られていない別府の魅力の発信です。関東の友達と話した際に別府のことが知られておらず、くやしい思いをしたので、知られていない別府の良さを発信していきたいと思っています。

他には産後のお母さんの運動指導(産後ダイエット)をしたいと思っています。産後の運動不足を解消する場所が別府には少ないように感じたので、3年前に資格を取得し児童館で教えていました。2人目の子どもの出産に伴い、今はお休みしているのですが、再び活動したいと思っています。

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別府には、今抱えている悩みを吹っ飛ばす力があります。別府歴6年 勝 正光さん(32歳)
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別府には、今抱えている悩みを吹っ飛ばす力があります。

別府歴6年 勝 正光さん(32歳)

6年前、市内のNPO法人が企画したアート企画に参加するため、期間限定で別府市に滞在する予定だった勝さん。別府市に来て早々、この地への移住を決意されたそうです。

今では、鉛筆画家としての活動をしながら、県外や国外から来られるお客さまに別府の案内をしたり、地域の活性化に取り組んでいます。

—別府を移住の地に選ばれた理由を教えてください。

きっかけは、別府で開催されるアート企画でしたが、当初の滞在予定の2ケ月が経たないうちに、もう直感的に住むならここだ!と思っていました。

近所の方がとても親切だったことや、活動を続けていくうちにたくさんの出会いがあり、人とのつながりの中で生まれる芸術を探ってみたい、と考えるようになってきたからですね。

—別府の良いところを教えてください。

都会にいたころのように、張りつめ過ぎることがなくなりました。近くの共同温泉もよく行きますし、まちを歩けば色々な発見があります。都会に比べれば不便かもしれないけど、生活自体が楽しめる、飽きないまちだと思います。

—別府のここが不満というところがあれば教えてください。

自分たちのまちの良さに地元の人が気づいていないのが勿体ないと思います。

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山があり海があり、別府の景色はとても素晴らしいです。別府歴6年 原田利也さん(71歳)
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山があり海があり、別府の景色はとても素晴らしいです。

別府歴6年 原田利也さん(71歳)

原田利也さん(71歳)は、東京都にお住まいの頃、原田さんが住む地域の道路計画が浮上し、大きな環境の変化が予想されたことがきっかけとなり、温泉のある別府への移住を決意されました。

—別府を移住の地に選ばれた理由を教えてください。

実は、妻が別府育ちです。私は関東圏でしか生活したことがなかったんですが、温泉があり海や山に囲まれた別府で、妻の知人に物件を探してもらったところ、すぐに温泉付きマンションのチラシが送られてきました。そこがとても気に入ったので、物件を見に来てそのまま契約しました。

—別府の良いところを教えてください。

首都圏に比べて不動産がとても安く、新鮮な野菜や魚が豊富でしかも安いです。山があり海があり、別府の景色はとても素晴らしいです。

九州の阿蘇や長崎といった観光地にも近く、気軽に行けるところも気に入っています。

—別府のここが不満というところがあれば教えてください。

都会に比べるとやはり全体的に質素ですね。観光地でもあるので、もう少し色々なことが充実しているとよいと思います。

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お問い合わせ

政策企画課 

〒874-8511 別府市上野口町1番15号 (市庁舎4F)

電話:0977-21-1122

Eメール:pco-pf@city.beppu.lg.jp

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