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平成27年度第1回人権教育学級

日時:
6月4日(木)
場所:
別府市役所 5F大会議室
テーマ:
傷つける言葉・勇気づける言葉
講師:
松本久美子さん
人権擁護委員、心理支援士、フリーアナウンサー

オリエンテーション(担当より)

人権8課題について概要(担当より)

写真

担当より

  1. 人権とは
  2. 人権8課題について
    • ①同和問題
    • ②子どもの人権
    • ③女性の問題
    • ④障害者の問題
    • ⑤高齢者の問題
    • ⑥外国人の問題
    • ⑦医療をめぐる問題
    • ⑧さまざまな人権問題

    ※同和問題をはじめとする人権8課題 (県によっては11課題~13課題にも)

  3. 人権侵害・差別とは・・・。
    • 偏見、思い込み、先入観、固定観念などにとらわれて・・・人権侵害や差別を。
    • ○異質なものを排除する。
    • ○強者が弱者の人権を侵害する。
  4. 人権侵害・差別をしないために・・・。
    • ◎ちがいを尊重し、ちがいを認め、ちがいを排除しない。
    • ◎強者が弱者の人権を侵害する。
  5. 人権問題は「差別される側」の問題ではなく、「差別する側」の問題である。
    • ◎「知らない」「見えない」「考えない」から「知ること」「見ること」「考えること」へ
    • ◎学びあうことによって、人権感覚を磨くこと、そして、気づくことが大事です。そして、そこから日常生活における意識と行動を見直しましょう。

講演概要

講師・松本久美子さんの写真
  1. 声がきれいですね・・・。
    • 「声が・・きれい・・・?」・・・でも、よくよく考えてみると、喋ることを仕事にしている人間にとっては「最高の言葉」
    • 同じ言葉をプラスにとるかマイナスにとるかは自分次第。
  2. 「福ことば」
    • 体が疲れたときは栄養のある食べ物を。心が疲れたときは栄養のある言葉を。
    • 元気になる言葉は「福ことば」。多くの人に「福ことば」を「おふく分け」しよう!
      「おすそ分け」ではなく「おふく分け」。「福ことば」の逆は「毒ことば」。
  3. 小学生のころの思い出
    • ある事件で担任の先生からたたかれた。でも、児童も保護者も怒らなかったのは・・なぜ?
      思いを受け取る力は子どもにもある。
  4. 「スマホ」
    • 指先だけのコミュニケーション
      画面にあるビックリマークやスマイルマークでは、真の表情が読めない。
    • 「指先」より「口先」で表現しよう! 口から出る息(言葉)には温度がある。
  5. 顔を見ない会話
    • 子どもが「ただいま・・・」と元気な声で帰宅。
      その時、お互いの顔をみていますか? 後ろ姿しか見せていないかも。
      視線は携帯やテレビにいっていませんか?
    • 子どもの顔色を見ることが大切(声だけではわからないこともある)。
  6. ある中学校の講演会でのこと。公演中の講師の写真
    • ある中学校の講演会でのこと。
      気になる女の子がいた。質問をしてもそっけないマイナスの言葉ばかりが出てくる。
      でも、まだいいんです。その子はちゃんと反応してくれていますから。
    • プラスの言葉をかけても、強固なマイナスの心が弾きとばす。
    • マイナスの心に小さな穴をあけ、少しずつプラスの言葉を入れていくのです。
      だんだんと福ことばで満たされていきます。
      時間(歳月)はかかっても・・・。
    • 人間関係だって、近づきすぎると見えないことがある。(老眼と一緒)
      ちょうどいい距離がある。
  7. 相談活動から
    • アドバイスはせずに、ひたすら聞く。(傾聴)
      すると、相談者は話しているうちにだんだんと気持ちが軽くなっていく。
      そして、頭の中で渦巻いていたいろんなことが「自分の力」で整理できてくる。
  8. 子どもの言葉(メッセージ)
    • お子さんが何気なくポツンと言う一言に大事なメッセージがある。
      言葉をかけてあげるのも愛情。話し始めるのを笑顔で待ってあげるのも愛情。
      たとえ子どもから「毒ことば」を投げつけられても・・・。
  9. 差別といじめ
    • 集団でひとりをいじめるのは、同じ「いじめ」を通して繋がっていると思っているから。
    • 心の弱い人間が、立場の弱い人間を見下し、相手を下げることによって自分が上がる。
      (踏み台がないと飛べませんか?)
  10. ラジオの番組で
    • 自分の名前「松本久美子」を例にだして、自分を茶化して話した。
      しかし、視聴者の方からクレームがきた。
      ようやく生まれたお子さんの名前と同じだった・・・。
      自分のことだから、誰も傷つけてないと思っていたのに・・・。
    • 重たい空気を盛り上げようとするサービス精神からでたジョークも、言われた相手が平常の時は良いが、心が弱くなっている時はキツイこともある。
      「ごめんね」とひき下がる気持ちが大事である。
  11. 祖母の最後の言葉「ありがとう」
    • 人間は、最後に「ありがとう」と言ってこの世を去る。
      自分の声で話せる今こそ、いい言葉で、いい関係を作っていくほうがいい人生になるのではないでしょうか。
      周りの人に「福ことば」、そして自分自身にも「福ことば」。

班の話し合いから

話し合いの様子

お問い合わせ

共生社会実現・部落差別解消推進課 

〒874-8511 別府市上野口町1番15号 (市庁舎4F)

電話:0977-21-1291

Eメール:hur-le@city.beppu.lg.jp

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